淋病もアジスロマイシン配合の治療薬で治せる!

2019年08月27日
病原体

淋病はかつては4大性病の一種として知られていましたが、戦後の復員や大陸からの帰還者などの急増などの影響で一時的に流行を見せた時期もありました。しかしその後は高度経済成長期の時期も通じて一貫して患者数が減少する傾向が定着していましたが、2010年くらいに入ってからは新規患者数は増加に転じています。もはや淋病は過去の病ではなく、現在でも警戒するべき代表的な性感染症のひとつになっているのです。淋菌は高温にも低温にも脆弱で生存のために二酸化炭素を必要とするだけに、通常環境では生息できないため、感染には感染粘膜への接触が必須になっています。したがって狭義の性行為だけでなく、オーラルセックスやアナルセックスなどの性交類似行為もリスクが高く、場合によってはディープキスでも感染経路を開放する場合もあるようです。淋病は淋菌を原因とする性感染症ですが、感染部位が性器だけに限定されないだけに多彩な症状を呈します。淋病の典型的症状は尿道炎症状です。感染機会から3~7日間程度の潜伏期間を経て、排尿時の痛みで初発することが多く、濃い黄色をした膿状の分泌物を大量に排出するなどの症状もよく見られます。もっとも男性に強い症状が出る一方で、女性では軽い症状に止まることも多いとされています。感染部位が咽頭などの場合は淋菌性咽頭炎や、病状が進行すると末期には腹腔内臓器に炎症が波及し腹膜炎を呈することもあります。末期症状では生命にかかわったり、不妊症の原因にもなるので早期発見してタイミングを逸することなく治療に取り組むことが重症化を防止する上でもポイントになります。淋病などの淋菌感染症の治療には細菌感染に効果を発揮する抗生物質が使用されることになります。なかでも淋菌感染症に高い効果を持ち、医療現場でも治療に使用される機会が多い治療薬の抗生物質には、アジスロマイシンがあります。アジスロマイシンはマクロライド系に属する抗生物質で、細菌のタンパク質合成を選択的に阻害し、抗菌効果をもたらす治療薬です。安全性が高いとされている治療薬ですが、副作用のリスクはあります。主な副作用は下痢や嘔吐・腹痛などの消化管症状です。淋病をはじめとした淋菌感染症は、早期発見してアジスロマイシンなどの治療薬を適切に投与すれば、重症化することなく治癒できる病気です。重症化すると治療の時間も長引き、コストもかさむことになるので、違和感を覚えたら淋病の可能性を検討する必要があります。

ニューキノロン系の治療薬でも淋病治療!

ニューキノロン系の抗菌薬では、細菌の増殖で必要となるDNA複製を阻害する働きがあります。
そのため、ニューキノロン系のノルフロックスでも淋病治療ができるのです。
自分に適した治療薬を選択して使用するのが良いでしょう。