性病予防には必ずコンドーム使用しましょう

2020年02月19日

性病は性行為を介在して感染するという際立った特徴をもっています。飛沫感染など咳をしたり密閉した環境で同席するなどの程度の接触では感染のリスクを想定する必要はありません。しかし性行為という特別に濃密な接触関係を持つ条件下では、非常に高確率に病原体に感染するリスクを抱えています。倫理的道義的判断はともかくとして、ワンナイトラブなどではコンドームの使用は従来よりエチケットであり身を守るためにも必須のツールと認識されてきました。それは望まれない妊娠を防止するための避妊という側面があるのはもちろんですが、性病に罹患するのを予防するという点でも重要性が高いのは明らかです。
意図しない妊娠に直面すれば中絶するほかないことも十分想定されます。しかるに人工妊娠中絶は子宮内を特殊な器具で掻把する作業を必要とするので、子宮内部を傷つけて不妊症のリスクが高くなる、とされているのです。ワンナイトラブのせいで人工妊娠中絶を余儀なくされれば、将来的に不妊症で実子を出産することが出来なくなるリスクを抱えることになるのです。したがって確実に避妊し人工妊娠中絶を予防するために、コンドームの使用が必須なのは明らかといえるでしょう。
しかしコンドームを使用すれば100%性病の感染リスクを防止できるか、といえば必ずしもそうではありません。例えばコンドームでカバーできない部位に微細なキズでも出来ていれば、そこから感染する可能性は否定できないのです。また性病の可能性を抱えた行為は性行為だけに限定されるわけでもありません。厚生労働省でも呼びかけているようにオーラルセックスも性病の感染させるリスク要因として重要視されています。オーラルセックスの場合はコンドームの使用を敬遠する向きも多く、装着率は非常に低いのが現状です。しかるにコンドームを使用しないオーラルセックスはクラミジアや淋病・梅毒やHIVにいたるまで、ほとんどの性病の病原体を口腔粘膜や咽頭などに感染させるリスクが現実的に存在しているのです、このメカニズムを裏付けているかのように、性器のクラミジアや淋病患者からは、咽頭クラミジアや淋菌性咽頭炎の患者が高率で発見されています。性病対策としてオーラルセックスでもコンドームを使用することは有力な選択肢です。口内炎など場合によっては、ディープキスでも感染原因になることもあります。口内にキズがある時や虫歯治療などを受けている時は、性的接触には慎重に臨むこともひとつの対策になるでしょう。